わたとんのインスタント教育

元教育関係者です。

「YouTuberになりたい!」ともし小学生に言われたら

広告収益や企業案件については、YouTuberは語りたがりませんが(メリットがない→「結局金かよ」と言われたりする)、それでも公開してくれる人が最近増えました。確かに、普通の会社勤務の人からしたら「こんな動画を上げているだけで自分よりもらってるの?!」と落胆している人もいると思います。次第にYouTubeについての情報も明らかになってきたため、タイトルにあるようなことを聞かれたらこう答えようとなりました。

① そもそも根気よく続けられるか
当たり前ですが、動画を見てもらい続けなければ収益は入りません。総再生時間はともかく、チャンネル登録者が1000人以上いかないと収益審査すらしてもらえません。それまで続かない人が多いです。毎日投稿をする必要はないと思いますが、定期的に投稿することが望ましいでしょう。また、一気に登録者が1万人!という人もいますが、大抵は他のプラットホームで人気があった人がYouTubeに移動してきたということが多いです。それを考えると【パーカー/大学生の日常】このチャンネルはすごいと思います。このような例は極めて稀なので参考にはならないです(笑)

② 他の人にはない特別な魅力があるか
 YouTubeレッドオーシャンです。どのジャンルも、トップに君臨する人がいるでしょう。自分より優れている人にあなたはどう立ち向かいますか?

③ 撮影・編集スキル・トーク力(語彙力)があるか
 顔出しなし声なしでも、ゆっくり実況のようにやったり、Vlogに字幕をつけたりする人もいます。顔だけでなく声のトーンだけでも人の好みは分かれます。そもそも自分が知らない一般人の自分語りの動画を見たいとは思わないですよね? あえて編集しない人もいますが、それは戦略が練られているからできることです。

④ SNSであることを理解しているか
 YouTubeSNSであると言っていいでしょう。動画内のコメント欄で批判されることもありますし、5chで叩かれたり、根拠のないデマを書き立てられたりすることもあります。家を特定する人もいれば、顔出しをしていて人気があればストーカー被害に遭うこともあるかもしれません。また、他のSNSと同様に、一度上げた動画は人気YouTuberの場合誰かに無断保存されていると考えていいでしょう。自分のキャリアに泥を塗りたくない(黒歴史)と思うのなら、じっくりともう一度考えたほうがいいです。

⑤ いつまでもYouTubeというものに依存するつもりなのか
 「いつなくなってもおかしくない」と意識する必要があります。「学歴なんか関係ない!HIKAKINみたいに高卒でも稼ぐ!」と考えるのは甘すぎます。企業はいつ倒産するのか、社員でさえわからないものです。YouTube以外で稼げる場所があればいいですが、何もないままただYouTubeを始めるのはあまりに危険すぎます。それなりに稼げているYouTuberが伸びた方法を教えてくれているので、それを参考にしながら動画を作成し、try and errorを繰り返しましょう。最近小耳に挟みましたが、YouTuber養成講座は時間の無駄だと思います。

これからどのような時代になるのでしょうか。楽しみです。